花頭窓

こんにちは〜 京都を愛するかいらし堂の元祖リンちゃんです!

今日は大好きな禅アイテムの窓の話です。

禅宗のお寺でよく見かける釣鐘のような形の窓のことです。

上の方が炎の形のようにデザインされているので「火灯窓」と呼ばれているそうです。

蝋燭の火、すなわち灯りは禅の道を照らすものという意味もあり

火を窓のデザインに取り入れるという美へのこだわりが禅らしくて好き!

でも「火」という字は火事を連想させるので、代わりに「花頭窓」と言い換えるようになったとか。

他に、華頭窓 火頭窓 花灯窓 華灯窓 瓦灯窓 架灯窓 花燈窓 華燈窓 火燈窓 瓦燈窓 架燈窓とも言うそうです。

どんだけ〜!

そんな窓から見える景色は、まるで美しい一枚の絵のようですね。

花頭窓が大好き! 窓フェチです。

二尊院の花頭窓

嵯峨野の二尊院さんは、確かドラマ「平成細雪」のラストシーンの撮影地だったと記憶してます。

紅葉の時期の二尊院さんを4人の女優さんが歩く姿が美しく印象的でした。

茶室の窓にも花頭窓はよく使われていますね。外にも茶室にはいろんな形の窓が使われているようです。

こちらは源光庵の円窓と角窓、JRのそうだ京都行こうのCMで有名になりました。季節外れの時期だったので紅葉も青紅葉もないですが。

東山慈照寺(銀閣寺)の花頭窓、こちらは火灯窓と呼んだ方がいいかも?

垣間見えるお庭

少し開けた窓の奥向こうにお庭をちょっだけ見せるチラリズム的な魅せ方が怪しくも美しい京都文化ですね。