皆さんこんにちは♪ ボクはかいらし堂の元祖「初代リンちゃん」です。今日はかいらし堂ができるまでのストーリーをシェアしますね。

嵯峨野で信楽のたぬきさん達に出会いました

小さな頃からおさるが大好きだったかいらし堂の代表(通称パパ)、ある日バンコクのデパートでボクと出会いました。「お、可愛いおさるさんだ♡ 連れて帰ろう!」「名前は・・そうだなぁ、タイの言葉でおさるという意味の「Ling」がいいね。」

というわけでボクはパパに連れられて日本に来ました。

そんなある日、 instagram® を見た人から「リンちゃんが欲しいのですがどこで売っていますか?」え?「リンちゃんは日本では売っていないんですよ。」他にも数人の人から同じ事を聞かれたので、パパは考えました。リンちゃんを欲しいという人がいるのにどうしたらいいかなぁ?

そうだ! だったらボク達が橋渡し役を引き受けよう!という訳で、リンちゃんの個人輸入が始まりました。(これが結構大変な道のり)

初めまして、ぼくリンちゃんです

最初は簡単に考えていたボク達、早速バンコクのお店に問合せてみましたが・・残念ながらメーカーに在庫が無いという答えでした。そこで仕方なくメーカーに直接連絡をして作ってもらえるように頼んでみました。
ところが、相手にされていないのかお国柄なのかぜんぜん返事が来ず・・・英語でダメならタイ語で・・何度も何度もコンタクトを取り続けること半年(パパはしぶとい)やっと相手からOKの返信がきました。

やった!これで作ってもらえる!
しかし喜びもつかの間、またコンタクトが途切れてしまいます。話が進んだと思えばまた止まるという繰り返しで、なかなかスムーズに進みません。そこでボク達は意を決して現地まで直談判しに行きました。

これが手水鉢か・・にゃるほど

いざ行ってみると、メーカーの担当者は愛想も良く親切な人。(本当に来ると思ってなかったらしい?)やっと具体的な話がまとまりました。

ただその時点で、最初に考えていたよりも事は大きくなっていました。なにせリンちゃんを生産するところから始めなければならず、注文ロット数も大きな数字なので、パパとしてはかなりの覚悟がいりました。

インスタで要望があったとはいえそれは数人のこと。大丈夫かな??ほんとにいいの??と自問。でもそこはもう乗り掛かった船、後には戻れない、やるしかない!

そういうわけで、プロジェクトは約1年かけて進んできたのですが、その間にはいろんな難関がありました。(ぬいぐるみ輸入に必須の安全性検査・国王の突然の崩御によるタイ国内の流通ストップ)そして最後の最後で更に大きな試練が・・・(後日機会があれば追記するかもしれません)

そんな大きな難関もなんとか無事にクリアして、2016年11月、ボク達のもとにリンちゃんが届きました。やっとの思いで日本にやってきたボクの兄弟たちです。会えばきっと皆さんを笑顔にしてくれると思います。

そんなこんなでボクとパパはママの協力の下「京都かいらし堂」を立ち上げました。ボクのインスタを見て、「可愛い」「欲しい」と言ってくれた人に感謝しています。そして、ボクの販売に当初から協力してくれている京都四条河原町の「ネオマート」さんにも感謝しています。